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自分の息子がJリーガーになりたいと言ったら [徒然]

雪で延期(!)していた高校サッカーは無事開催されました。
今大会の中からJリーガーになる高校生が何名も出てくるのでしょう。


よくサッカーをしている小学生に「将来の夢は?」と尋ねると、「Jリーガー!」と返ってくることが多いですよね。

何を隠そう、私の小学6年生の卒業文集にもはっきりと「将来の夢:Jリーガー」と書いています。
あー、恥ずかし(*^。^*)


では進路を考える中学3年生になった息子が、本気でJリーガーになりたいと言ったらどうしますか。



親としてはまず収入が気になる所ですが、現状のデータは以下の通り。

・平均年収:1500~2000万円(J1のみ)
・現役引退の平均年齢:26歳
・選手生命:5年

J2を入れると平均年収はもっと低くなりますし、怪我や実力によっては1,2年で引退する可能性もあります。
一方、日本代表クラスともなれば年収はグッと高くなりますし、海外でも活躍するようになれば年収アップ+広告収入も期待できます。

ただ、そんな選手はプロの中でも5%いるかいなか、ほんの一握りです。


現在、Jリーガーは約800人います。
プロ予備軍となる15~24歳の競技人口は236万人で、2011年プロになった人は120人と狭き門です。


国内に約800人いるJリーガーのうち、例年「戦力外」を告げられるのは約150人。
このうち約50人はJ2やJFLへ移籍し、移籍できなかったうちの約30人が、12月からの合同トライアウトで他チームに救済されます。
残る約70人は「転職組」となります。

高校教師、サッカースクールコーチ、サッカー審判員、スポーツトレーナー、鍼灸師、フットサル場運営スタッフ、テレビ解説者、雑誌編集者、新聞記者。さらには生命保険会社営業、不動産屋、ウェブプランナー、引っ越し屋、大道具制作、焼き肉屋店主……。

これらは、元Jリーガーの再就職先のほんの一部だそうです。



26歳ならまだ一般社会に出てもやり直しがきく年齢だと言えそうですが、これまでサッカー一本でやってきて学歴もほとんどない中、一般の企業では採用しにくいというのが本音でしょう。
Jリーグ発足当初のバブルの頃なら、1億円を越えるプレーヤーはゴロゴロいましたが、現在Jリーガーで1億円を超える年棒を貰っているのは7人だけです。 

リスクの割にリターンが少ないと見るか、人生やり直しはきくし、ハイリスクハイリターンを狙いにいくか。
才能と熱意と運を見極めながら、戦略的に考えなくてはいけません。


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コメント 4

don

こんにちは!
とはいえ、後悔させないためにも、自分で決めさせることが
大事だと思います^^
by don (2013-01-20 11:54) 

mino

こんにちは!
そうですね。親が知った風吹かして進路を決め付けてしまうのが、一番熱意を削ぐことになりますね^^
最低限の情報(知恵)を伝えることは必要でしょうけど。
by mino (2013-01-20 19:59) 

プースケ

こんにちは(^_^)
しばらく前にTV番組で色々なスポーツの収入とプロになるまで
かかる費用などを紹介していました。Jリーガーも現役引退の
年齢が若いですね。ゴルフだと長く続けらる印象を持ちましたが
どのスポーツも活躍するのは大変ですよよね。勉強とスポーツの
両立が出来れば、一番だと思いますがそれも大変です(^_^;)
by プースケ (2013-01-21 16:28) 

mino

こんにちは(^^/"
選手生命が長いとそれだけ回転が悪いので、プロになるには「狭き門」になりますね。「遼くん」らの活躍でゴルフも数年前に注目されたので、ますます「狭き門」になり、プロになってからの競争も大変です。稼ぐだけが全てではありませんが・・・。自分の人生を全うできれば本望ですね(^^)

by mino (2013-01-21 22:18) 

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